【サロン潜入取材!】 Vol.4
LAPUTA
菊名
美容が好きだから、お客様にも美容を好きになってほしい。
そんな想いを抱え、地域No.1を目指すサロンが菊名駅にありました。
菊名駅徒歩3分。
レンガづくりの温かみ感じる外装をくぐった先、
白を基調としたカントリー調の内装と、スタッフの素敵な笑顔がお客様をお迎えします。
「LAPUTA(ラピュタ)」
約70年もの間菊名にお店を構え、地域のお客様から愛されているサロンです。
(LAPUTA サロン詳細はこちら)
2014年4月にオーガニックサロンとしてリニューアルオープン。
先代から通っている年配のお客様から、20~30代の若者、下は小さなお子さんまで、幅広いお客様に愛されています。
現在お店を取り仕切る佐藤さんは3代目のオーナー。
先代の想いがつまったサロン「LAPUTA(ラピュタ)」を
佐藤さんは真心を尽くし、大切に、そして必死に守り抜いてきました。
今でこそオーナー業を立派に務める佐藤さん。
その背景には、たくさんの辛い出来事を乗り越えてきた経験がありました。
20代後半でいきなりサロン経営を任された佐藤さん。
もしお給料が払えなくなったら?スタッフが辞めてしまったら?
スタイリストからオーナーへと立場が変わり、
「自分がこのサロンを守らなきゃ」とプレッシャーを感じながらも業務をこなす日々。
不安な気持ちをスタッフに見せまいと、自分ひとりで抱え込んでしまった時期もありました。
今回は、そんな佐藤さんの今までとこれからの”美容師人生”について迫ります。
「約束」があるから頑張れる
佐藤さんが美容師になったのは、小さい頃にしたお母様との約束がきっかけでした。
「小さい頃に母は亡くなりました。母がなりたかった職業が美容師だったんです。」
お母様は美容師として1人前になる前に、佐藤さんを残して天国へと旅立っていきました。
”お母さんがなりたかった「美容師」という夢を、私が叶えるんだ”
どんなに辛いことがあっても、その約束を思い出すとパワーが湧いて頑張れたと佐藤オーナーは言います。
佐藤さんが美容師として働き始めたのは、16歳の時でした。
中卒で採用してくれるお店はもちろんほとんどなく、お店選びでも苦戦したと言います。
そんな佐藤さんを採用し、手塩にかけて育ててくれた会社が、今のお店「LAPUTA(ラピュタ)」の元会社である「プロビュート」の代表でした。
「あの時、自分を育ててくれたお店の先輩や店長、そして代表がいなかったら、今の自分はいないと思います。」
周りのスタッフたちは、佐藤さんが美容師になったきっかけであるお母様との約束を知っていました。
どんなに挫けそうになろうと、美容師になる決意をした佐藤さんの気持ちを汲み取って、近くで応援しつづけてくれたと言います。
「もちろん厳しいことはすごく言われましたし、永遠と泣きましたけど、16歳のあの時の自分が美容を好きになれたのは、お世話になった先輩方のおかげだったんですよ。」
先輩たちは、佐藤さんと「いつか自分が先輩になったら、同じことをしてあげてね」と約束をしました。
大切なお母様との約束と、自分を支えてくれた先輩方との約束が、佐藤さんが1人前の美容師になるにあたって強い原動力となったのです。
オーナーになってはじめてぶつかった壁
「プロビュート」の2代目代表が退くことになった時、それまであった3つの店舗を、それぞれの店長に渡すことが会社で取り決められました。
その当時、すでに「LAPUTA(ラピュタ)」で店長として活躍をしていた佐藤さん。
20代後半にして、今までとは一転変わって「経営者」として従業員を守る立場になりました。
結婚や子供のことを考えると、女性という立場で経営者になるのは佐藤さんにとって相当な覚悟が必要な決断でした。
満を持して、佐藤さんはオーナーという立場でお店を経営していくことになります。
「借りたこともない金額を銀行から借りるのも、給料をスタッフに渡すときも、もし今後お給料が払えなくなったら?スタッフが辞めてしまったら?と不安でしかありませんでした。」
「お客様やスタッフはいつも応援してくれていたけど、不安な気持ちは当時誰にも言えなかったんです。」
今後経営者としてお店を守っていくことができるのか?というどうしようもない不安にさいなまれ、自分の思うようにオーナーとして頑張れない。
この出来事は、佐藤さんがオーナーになって、はじめてぶつかった壁だったといいます。
自分を信じること
オーナーになってから抱えきれないほどの不安に、日々胸が押しつぶされそうになっていた佐藤さん。
まずは、自分を信じることでその不安を取り除く努力をしました。
「自分に自信がないと心の余裕がないし、自分を大切に出来ないとスタッフの誰も大切になんてできないことに気づいたんです。」
「売上を立てるためにお客様をいっぱいこなそう」ではなく、「ラピュタ」を絶対的に支持してくれる人を見つけていこうと思いました。」
休みは完全週休2日制にして、自分のために、お客様のためにしっかり体を休ませよう。
いつも来てくれるお客様がいるだけで、それだけで自分はやっていけるんだという想いを徐々に自信へと変えていきました。
「最後に切ってくれたのがゆうさんでよかった」
オーナーになってから順調に経営を続けてきた佐藤さん。
取材をする中で、「暗い話なんだけど、」と一言置いて、美容師になってから佐藤さんの中で最も印象深かったエピソードをお話してくださいました。
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佐藤さんのお客様の中に、佐藤さんと同い年の女性のお客様がいました。
名前はマイさん。
マイさんは大学生の頃から「ラピュタ」に通っており、佐藤さんにとって長い間信頼関係を深めてきた大切なお客様でした。
2019年の夏、マイさんの顔を見られるのが最後になるとは、誰も思っていませんでした。
旦那さんの肩にもたれながらサロンまで足を運んでくれたマイさんは、ウィッグをかぶっていました。
「ウィッグが気に入らないから、いつもの私のスタイルに切って欲しい。自分の髪型はここじゃないと作れないから。」
マイさんは、末期の子宮がんでした。
ウィッグをいつものボブスタイルに仕上げた後、旦那さんと一緒に笑顔でお店を出たマイさん。
「最後に旦那さんと箱根に旅行に行きたいから、いつもの私の髪型で写真を撮りたかった」と佐藤さんに話してくれました。
マイさんが箱根で笑顔の写真を撮れた3日後、マイさんは帰らぬ人となります。
サロンから帰ったあと、ラインで「最後に切ってくれたのがゆうさんで良かったです」とメッセージをくれたそうです。
後日、写真に写るマイさんの笑顔を見たとき、佐藤さんの目からは嬉しさや悲しさや、様々な感情が大粒の涙となってあふれ出していました。
心繋がるお店の「ラピュタ」へ
今後「ラピュタ」をどんなお店にしていきたいですか?と私たちが質問すると、
「一言で言うならば 心繋がるお店 にしていきたいと思います」
と佐藤さん。
「お客様がいつも応援してくれることが、すごく嬉しいんです。絶対に私のことを信じてくれるのがお客様という存在で、私もお客様のことをもちろん信じています。こんなに贅沢なことは他にありません。」
佐藤さんを見込んで会社に受け入れてくれた先代のオーナー、面倒を見てくれた先輩方、慕ってくれた後輩、そしてお客様からの期待。
想いと人が繋がって、今、「ラピュタ」というひとつのお店が成り立っています。
佐藤さんはこれからもオーナーとしてお店を守っていきます。
ですが、「ラピュタ」をつくっているのは、お店に関わる全ての人たちです。
「ラピュタ」を愛する想いは、皆ひとつなのかもしれません。
【ラピュタ(LAPUTA)】菊名
→https://www.qj-agent.jp/search/detail/50238
<募集要項>
【募集対象】アシスタント/スタイリスト
【募集職種】美容師
【給与】アシスタント170,000円~/スタイリスト205,000円~
【昇給】年齢、技術等
【賞与】入社お祝い金あり(勤続4年:3万円、勤続7年:5万円、勤続10年:5万)
【勤務地】「ラピュタ(LAPUTA)」菊名駅徒歩1分
神奈川県横浜市港北区菊名4-2-5
【営業時間】月~金10:00~20:00/土日祝9:00~19:00
【休日】完全週休2日制(事前申請すれば土日も休めます)
【休暇】夏季休暇・冬季休暇
【保険】社会保険完備
【福利厚生】交通費/皆勤手当/役職手当/住宅手当/店販手当/技術手当
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株式会社セイファート キャリアデザイン事業部
TEL:03-5464-1339
(フリーダイヤル:0120-975-832)
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