美容師が受けるべきセミナーを解説しています。
美容室の倒産件数はここ10年で最多となっており、従来どおりの技術やサービスを提供するやり方が通用しなくなってきています。
多くの成功している美容師は、セミナーを受講することで、美容業界のトレンドを学びつづけています。
自分自身や自分のサロンの問題点を見つけ、「技術系セミナー」「経営系セミナー」「自己啓発系セミナー」を受講して、ほかの美容室と差をつけましょう。
美容室の倒産件数は年々増加しており、従来どおりの技術やサービスを提供するだけでは、ほかの美容室との競争に勝てなくなりつつあります。
多くの成功している美容師は、スキルアップのために手を抜いていません。
仕事の合間をぬってでもセミナーを受講し、今も最新の美容業界のトレンドを学んでいます。
この記事では、美容師が受けるべきセミナーを解説します。どのセミナーも短時間で受講できるので、ぜひ参加してみてください。
スキルアップは美容師として生き残るために必須
近年、美容室の倒産件数が増加しており、美容師が生き残るには努力が求められる時代になってきています。
東京商工リサーチによれば、2018年1～11月までの美容室の倒産件数は86件であり、これは過去10年で最多の数字です。
[注1]美容室の倒産原因は、「販売不振」が9割を締めています。
販売不振がつづく一方、美容室の数はここ10年で11.8%も増加しています。
24万7,578施設という数は、大手7社のコンビニエンスストアの店舗数よりも多く、美容業界に過当競争が存在することがわかります。
これらのデータは、従来の集客方法や営業方法が難しくなってきていることを示唆しています。
自分なりのやり方で営業していても、いつのまにか販売不振につながる穴がひそんでいるかもしれません。
こうした状況を打開するには、まずは自己分析をしたり、成功している美容室から学んだりして、自己研鑽に務めることが大切です。
問題点を解決する糸口としては、セミナー受講が挙げられます。
外部セミナーでは、社内研修では手が届かないところまで教えてくれるため、短期間でスキルアップできます。
[1]東京商工リサーチ：美容室の倒産件数、過去10年で最多かhttps://www.beautopia.jp/4710
美容師がいま受けるべきセミナー3種
美容師向けのセミナーは、「技術系セミナー」「経営系セミナー」「自己啓発系セミナー」の3点です。1日で終わる講座がほとんどのため、気軽に参加してみましょう。
・・1. 最新のスキルを学べる「技術系セミナー」
技術系のセミナーでは、美容業界の最新技術を学べます。セミナーの母体は、美容関連企業やメーカーですが、講師は人気美容師が登壇するケースが大半です。美容師だけでなく、最新技術を取り入れたい経営者にも人気があります。
ヘアカット、ヘアメイク、カラーの基本をはじめとして、まつげエクステ、ネイル、マッサージなどの技術も学べます。座学が中心のセミナーでは、新しく登場したマシンや薬剤の使い方・導入事例なども学べます。
| 費用 | 1～3万円 |
| 時間 | 4～30時間 |
・・2. 経営戦略や集客方法を学べる「経営系セミナー」
美容室の経営には、スキルだけでなく、経営戦略や集客方法の知識が必要です。「経営系セミナー」では、広告代理店や美容室のコンサルタントが登壇し、経営者向けに講義を行います。
経営コストの削減や、スタッフの指導方法をはじめとして、広告・HP・SNSなどを駆使した広告戦略も学べます。
| 費用 | 無料～5,000円 |
| 時間 | 2～4時間 |
・・3. 成功するためのマインドを学ぶ「自己啓発系セミナー」
美容業界で成功するには、強いマインドを持つことが大切です。美容室のコンサルタントやメンターが講師となり、美容師や経営者に講義を行います。目標設定の方法やコミュニケーション術を学べます。
また、インバウンド需要の高まりを受け、外国人観光客への英会話術を学べるセミナーもあります。
| 費用 | 無料～5,000円 |
| 時間 | 2～4時間 |
悩んだら…美容師向け相談会で問題を明確化
美容師としてのキャリアや美容室経営が行き詰まり、「何が悪いのかがわからない」と悩む人が少なくありません。しかし、そういった問題を特定できない状況こそ、落とし穴にはまる大きな原因です。
美容師向けの外部セミナーのほかに、講師やメンターと1対1で面談できる「個別相談会」があります。集客方法の悩みや、経営不振の問題、美容師としての今後のキャリアについてなど、幅広い内容を相談できるため、積極的に参加してみましょう。
個別相談会では、ほかの美容室やサロンの成功例や失敗例を知ることができるため、客観的に自分の店の状況を把握できます。自分だけで悩んでいると、なかなか問題点が見つからないものです。
個別相談会で第三者のアドバイスをもらうことで、突破口が開ける可能性があります。無料の個別相談会も開催されているので、気軽に参加してみましょう。
美容セミナーは多忙でも参加すべき
美容室の倒産件数が増加しており、生き残るためには努力が必要な時代です。
まずは自己分析を行い、自分自身や自分の美容室を客観視することで、問題点を把握できます。
問題点を理解し、スキルアップや、経営戦略の勉強を行うことで、閉店や失業といった最悪の事態を防げるのです。
美容室向けの外部セミナーは、短時間で自己研鑽ができるため、多忙な仕事の合間をぬってでも参加してみましょう。
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